磯からの魚釣りの代表といえるイシダイ釣りです。
昔から桜が咲き出すと釣れ始めると言われています。
時期としては大体3月後半からですが、最近では3月初めからイシダイの声を聞くようになりました。
理由は高速道路の開通により、四国の秘境と言われる地域が近くなったことです。
関西圏からの魚釣り目的でも5~6時間あれば渡船基地に到着します。
その為釣り人が一気に増え、釣り人が早くからエサを撒き、それが連日続くからです。
初期のイシダイ釣りポイント
春と言っても3月と5月では全く状況が違います。
初期とは3月~4月中旬をさします。
この時期は水温が低いので少しでも高いところを狙います。
それは黒潮の本流と分流がぶつかる地区です。
西から『沖ノ島本島南側』『柏島』『小才角』『足摺岬松尾』です。
中でも『足摺岬松尾』の沖ウスはピカイチです。
黒潮がまともにぶち当たり水温は3月でも19度前後あります。
ただ予約制なので注意が必要です。
その他ホンカゲやハナレでも黒潮が当たるので狙い目です。
『小才角』も予約制です。沖ノ島と柏島は磯割り方式です。
この春の初期に釣れるイシダイは60cm前後、さらに70cm級という大型が多いのでそれなりのタックルが必要です。
エサは柔らかい赤貝やカラスガイなどがいいです。
春本番の乗っこみ時期
4月後半から、イシダイの乗っこみ時期です。
ポイントは若干広がります。初期のポイントに沖ノ島全域と鵜来島が加わります。
初期に狙われたポイントは型が少し落ちますが日によって数が出ます。
一方初期に竿の入っていないポイントは大型が出る可能性が高いです。
中でも一番数が出るのは柏島です。
ムロバエ群礁に上がれば数釣りの期待大です。
イシダイ釣りで有名な名士達もこのムロバエ群礁回りを狙って来るほどです。
この時期もエサは柔らかい赤貝やカラスガイがいいです。